ゴルフクラブ

「P770飛ばない」テイラーが好きって意外は選ぶ理由が分からないかも

P770 アイアン(’23)
常に進化し続けるゴルファーたち。そして、理想を追い求めるゴルファーのために開発された”Pシリーズ アイアン”。テーラーメイドが探求し続ける一方、日々、ゴルファーたちはベストスコアを出すために努力を続けている。そんなゴルファーたちのために、テーラーメイドは進化し続ける。新たに開発された”P770アイアン”は、昨日よりもさらに磨きのかかったプレーを魅せるための武器となる。クリーンでコンパクトな見た目に、ツアーで実証された最新モデルは、飛距離、寛容性、打感、すべてを向上させるためのテクノロジーを搭載。新たに進化した”P770 アイアン”を体感せよ。
hiroki

テイラーメイドのP770アイアン。

使用したスペックは、ウェイトロックS200

正直な感想をいうと、打感もイマイチだし、飛距離もイマイチだし、フェースの抜け感もイマイチでした。

770を使用している人には申し訳ないですが、メーカーをそろえる以外にこのモデルを使う理由が見当たらない。

テーラーメイドP770アイアン試打レビュー:正直な感想

ゴルフクラブ選びは個人の好みやスキルレベルによって大きく異なります。しかし、今回試打したテーラーメイドのP770アイアンについては、個人的に正直な感想を述べると、期待に応えるパフォーマンスを感じることはできませんでした。

使用したスペックは「ウェイトロックS200」。

以下、その詳細な評価を項目ごとにご紹介します。


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1. 打感がイマイチ

ゴルフクラブ選びで重要視される「打感」。特にアイアンではフィードバックの質がプレーの満足度を大きく左右します。

P770の打感について率直に言えば、好みではありません

昨今の中空アイアンは、打感が非常にしっとりしてきており、特にミズノやタイトリストのアイアンは業界で高い評価を得ています。

しかし、P770はそうした競合モデルに比べると、ボールを押し込むような感覚が乏しく、インパクト時のフィードバックが物足りないと感じました。

具体的には、インパクトの瞬間に「パコーン」と弾くような感触があり、ボールをコントロールする楽しさが半減してしまいます。

この特性は、プレーヤーが弾道を自在に操りたいときに大きな制約となるため、上級者や中級者が求めるコントロール性に欠けるモデルだと感じました。


2. 飛距離性能も平凡

“スイートエリア”による、寛容性の向上

鍛造中空構造の内部には、新たに開発された「SpeedFoam™ Air」を搭載。「SpeedFoam™ Air」は、前作比69%の軽量化を実現。P770 アイアン史上、最も薄いフェースと再開発されたスイートエリアで、さらなるフィーリングの良さと寛容性の向上に成功。

https://www.taylormadegolf.jp/taylormade-irons/P770-%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3%28%2723%29/DW-JJC93.html?lang=ja_JP

次に、飛距離性能についてですが、これも特筆すべき点はありません。

P770は中空構造を採用しており、通常この設計は飛距離性能の向上が期待されます。しかし、試打の結果、キャビティバックアイアンとほとんど変わらない飛距離であり、特別「飛ばしやすい」とは感じませんでした。

見方を変えれば、中空構造の恩恵でキャビティバックと同程度の飛距離をやさしく実現しているとも言えます。

しかし、優しく飛ばせる飛距離を重視するプレーヤーにとって、このクラブが唯一無二の選択肢になることはないでしょう。


3. フェースの抜け感が課題

飛距離とコントロール性能の両立

新テクノロジー”FLTD CG”を採用。番手ごとにタングステンウェイトの配置を調整し、各番手において最適重心位置を設計した。また、ロングアイアンでは「飛ばしやすさ」、ミドルアイアンでは「狙いやすさ」、ショートアイアンでは「止まりやすさ」を重視した重心設計で製造された。P770 アイアンは、#3~PWまで適切な重心設計にすることで、ゴルファーにとって最も必要な各番手の飛距離とコントロール性能の両立を図った。

https://www.taylormadegolf.jp/taylormade-irons/P770-%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3%28%2723%29/DW-JJC93.html?lang=ja_JP

アイアンにおいて、フェースの抜け感はショットの質を大きく左右します。

しかし、P770の抜け感については、「鈍い」という印象が否めません。特にターフとの接触感が重たく感じられ、ダフったような感触が残るというのが正直なところです。

また、打音も評価のポイントとして挙げるならば、「鈍い」という表現が適切です。クリアな打音を好むゴルファーにとっては、この鈍い打音が満足感を損なう要因になり得るでしょう。


総合的な印象

以上の点から、P770アイアンは以下のようなゴルファーに向いているかもしれません:

  • キャビティバックアイアンを使いたいが、飛距離性能ややさしさを少し求める人
  • デザインやブランドの統一感を重視する人

一方で、コントロール性やフィードバックを求めるゴルファーにとっては、他の選択肢を検討した方が良いと感じます。特にミズノやタイトリストのような、フィーリングにこだわるブランドの製品に一度目を向けることをおすすめします。

「絶対に使わない」とまで感じる要因

  • 打感、飛距離、抜け感すべてにおいて満足できなかった。
  • 球の弾道を自在に操りたいプレーヤーにとって、性能面で大きな制約を感じた。
  • 打音やフィードバックの質がモチベーションを削ぐ要因になった。

結論:なぜP770を選ぶか?

ゴルフクラブの選び方は千差万別ですが、少なくともP770に関しては、「特に選ぶ理由が見当たらない」というのが正直な感想です。ただし、すべてのゴルファーが同じ評価をするわけではありません。中空構造である点やデザイン性を評価する声もあるため、ゴルフショップで試打してみるのが良いでしょう。

あなたにとって最高のアイアンに巡り合えることを願っています!

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    ABOUT ME
    hiroki
    ゴルフ歴13年、日本大学ゴルフ部卒業。ハンデキャップ1の実力を活かし、3年間のレッスン業務では41人の生徒を6〜8ヶ月で100切りに導きました。さらに、クラブ販促業務も3年間経験しており、初心者〜中級者がスコアアップできる最適なクラブ選びにも精通しています。このブログでは、ゴルフ上達を目指すゴルファーのために、スイングの基本、ラウンド戦略、クラブ選びのポイントまで分かりやすく解説しています。一緒に最短でスコアアップを目指しましょう!

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