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松山英樹の2025年ギア特集:選定理由と豆知識を解説

松山英樹の最新クラブセッティングとそのこだわり

2024年の松山英樹選手の最新クラブセッティングが発表され、多くのゴルフファンが注目しています。今回は、その使用クラブと選定理由に加え、以前のセッティングとの違いや、彼のプレースタイルに基づいたこだわりについて詳しく見ていきます。

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ドライバー:

スリクソン ZX5 Mk II (9.5度)
ロフト:9.5度
シャフト:TourAD DI 8
フレックス:TX
バランス:D-4
長さ:44.8インチ

松山選手が使用するドライバーは、スリクソン ZX5 Mk II ドライバー。シャフトはTour AD DI TXを装着し、重量は80g台。重めのシャフトを採用することで、より安定感のあるスイングと正確なボールコントロールを実現しています。特に、このモデルはミスヒット時の寛容性にも優れており、松山選手のような精密なショットを求めるプレイヤーにとって理想的なクラブと言えます。

以前のモデルと比べても、ZX5 Mk IIはスイートスポットが広がり、ヘッドの安定性がさらに向上しています。松山選手にとって、この進化はプレッシャーのかかる場面での信頼性を高める要因となっているでしょう。

フェアウェイウッド: Qi10とコブラ KING RADSPEED

Qi10
番手:3番
ロフト:15度
ライ角:58°
シャフト:TourAD DI 9
フレックス:TX
長さ:43インチ(1.25インチ チップカット)
バランス:D-4.5

松山選手のフェアウェイウッドには、Qi10 (3番15度)コブラ KING RADSPEED ツアーモデル (5番19度合わせ) が採用されています。

Qi10 (3W)

3Wは以前のSIM2から新作のQi10へとモデルチェンジ。ドライバーではどのモデルでも対応できる自信を持つ松山選手ですが、3Wには特に慎重に選定しています。このQi10は、より扱いやすさを追求した設計が特徴で、トラブルショットやティーショットでも活躍する万能クラブです。

KING RADSPEED (5W)
ロフト:17.5°(+1.5°にスリーブ調整)
シャフト:AD DI 10
フレックス:TX
長さ:40.5インチ(1.75チップカット)
バランス:D4
総重量:380g
コブラ KING RADSPEED (5W)

一方、コブラの5Wはプロの間であまり使用例が少ない珍しい選択ですが、松山選手にとっては欠かせない1本です。このクラブは「完成されたヘッド設計でスピン量が入りやすく、球がコントロールしやすい」ととても好感触だったようで、新しいクラブをためしているが行きつく先はコブラと語ってました。特に、ピンポイントでの正確性が求められるシーンで真価を発揮しています。

コブラのこのシリーズは一部のゴルフファンから「伝説のフェアウェイウッド」として高い評価を受けており、その性能はアマチュアでも試す価値があります。

アイアン:

スリクソン Z-FORGED II (4番~9番)

シャフト:ダイナミックゴールド ツアーイシュー
フレックス:S-400
バランス:D-3

アイアンには、スリクソン Z-FORGED IIが採用されています。シャフトはダイナミックゴールド ツアーイシュー S400。この組み合わせは、松山選手の正確無比なショットメイキングを支える重要な要素です。

特筆すべきは、このモデルがより薄いトップラインと操作性を重視したデザインであること。これにより、松山選手は高すぎず、低すぎずの打ち出しとスピンコントロールを両立しています。以前のセッティングでもスリクソンのアイアンを使用していましたが、新しいモデルはよりシャープな打感とフィードバックを提供するように進化しています。

ウェッジ:

RTX4 フォージド (48°52°56°60°)

ロフト:
シャフト:ダイナミックゴールド ツアーイシュー
フレックス:S400(52°)、X100(56°、60°)
バランス:D-3
ライ角:52度(63.0度)、56度(63.5度)、60度(63.5度)

ウェッジには、クリーブランドのRTX4 フォージドを使用。シャフトはダイナミックゴールド ツアーイシューで、52°と56°にはS400、60°にはX100を装着しています。この細かなセッティングからも、松山選手がウェッジショットの精密さをいかに重要視しているかが伺えます。特に60度では、ヘッドバランスが軽くなっているのかもしれません。ヘッドバランスが低いとよりスピンがかかりやすいというのは松山選手の考えなのかもしれません。

あとはPWではなく、ウェッジの48度を選択しているところを考えるに、スピンコントロールを優先していることをうかがえます。

パター:

スコッティキャメロン クラフツマン プロトタイプ
スコッティキャメロン

松山選手の「生命線」とも言えるのがパター。最新セッティングでは、スコッティキャメロン クラフツマン プロトタイプを使用しています。このモデルは松山選手のストロークに最適化されたもので、タッチと距離感の安定性を高める設計が施されています。

💡 ポイント: 松山選手はグリーン上での正確性を追求するために、パターの調整を頻繁に行っています。そのこだわりが、数々の勝利を支える要因となっています。

シャフト全体の傾向: 重く、粘りのあるフィーリング

松山選手が好むシャフトは全体的に「重さ」と「粘り」が特徴的です。これにより、スイング時の安定感を高め、ミスヒットを最小限に抑えることができます。特に、ドライバーからウェッジに至るまで、重量感のあるシャフトを使用することで、一貫性のあるスイングリズムを実現しています。

総評: 松山選手のクラブ選びに見るプレースタイル

松山選手の最新クラブセッティングを通して分かるのは、彼のプレーにおける緻密な戦略と、クラブ選びへの徹底したこだわりです。特に、ウッドコントロールが安定したティーショットとセカンドショットを支え、それがパッティング精度にも繋がっています。

彼のセッティングには、「信頼できるクラブだけを厳選する」という明確な基準があり、これが世界トップレベルで戦うための鍵となっています。

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    hiroki
    ゴルフ歴13年、日本大学ゴルフ部卒業。ハンデキャップ1の実力を活かし、3年間のレッスン業務では41人の生徒を6〜8ヶ月で100切りに導きました。さらに、クラブ販促業務も3年間経験しており、初心者〜中級者がスコアアップできる最適なクラブ選びにも精通しています。このブログでは、ゴルフ上達を目指すゴルファーのために、スイングの基本、ラウンド戦略、クラブ選びのポイントまで分かりやすく解説しています。一緒に最短でスコアアップを目指しましょう!

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