岩井千怜選手の2025年クラブセッティングを見て、いくつか興味深いポイントが浮かびます。このセッティングは、ヨネックス契約選手としての特色が全面に出ているだけでなく、選手自身の戦略性やプレースタイルが反映された構成となっています。
岩井千怜 クラブセッティング
ドライバー
FW&UT
アイアン
ウェッジ
パター
ボール
1. ヨネックスの特徴的なセッティングと選択
岩井選手が全体的にヨネックスのクラブを採用しているのは契約上当然ですが、それだけではなく、最新モデルだけでなく過去モデルも選択的に使い分けている点が非常に印象的です。例えば、フェアウェイウッドには2020年のEZONE GTモデルを採用しつつ、ドライバーでは最新のType-Sを使用。この柔軟性が、選手自身のフィーリングを優先していることを示しており、性能に対する信頼感と適応力の高さが伺えます。
2. 6番アイアンの「2本持ち」という独自のアプローチ
6番アイアンを2本併用するセッティングは、非常にユニークで興味深い選択です。一方はEZONE GTでロフトが23°、もう一方はCB511のハーフキャビティモデル。これにより、状況に応じた用途の幅を広げつつ、同じ6番という番手の安心感を維持しています。このセッティングからは、岩井選手が特にミドルアイアンでの距離感や打ちやすさを重視していることがわかります。状況に応じてアイアンを使い分ける戦略性は、ツアーレベルのプロならではです。
3. ウェッジのフルセット体制と精密鍛造フェース
ウェッジに関しては、ヨネックスのEZONE W501を採用し、50°, 54°, 58°と3本体制でセットアップ。この選択は、ショートゲームの重要性を強調しており、特に精密鍛造フェースによるスピン性能の高さが、彼女の短距離での正確性を支えていると考えられます。プロゴルファーとしてグリーン周りでのスコアメイクを狙う意図が感じられます。
4. シャフトセッティングの戦略性
ドライバーでは先調子の「REXIS KAIZA-L」を採用し、フェアウェイウッドにはダブルキックの中調子シャフトを選択しています。このように、クラブごとに異なるシャフト特性を選んでいるのは非常に興味深い点です。ドライバーでの先調子は、スイングスピードが上がりやすい設計で飛距離を稼ぎやすい一方、フェアウェイウッドでは安定感や方向性を優先しているように感じます。
5. パターとボールの選択が示す完成度
パターにはオデッセイのWHITE HOT BLACKシリーズのセンターシャフトを採用しており、ストロークの安定性を重視していることが伺えます。また、ボールに関してはダンロップのスリクソン Z-STAR XVを使用しており、高スピン性能と飛距離のバランスを兼ね備えた選択です。このセッティング全体を通じて、クラブからボールに至るまで、非常に完成度が高い構成となっています。
まとめ
岩井千怜選手のクラブセッティングは、最新モデルの性能を活かしながらも、独自の戦略性とフィーリングを最優先にした構成が目立ちます。このセッティングは、飛距離だけでなく、状況対応力やショートゲームでのスコアメイクを重視しているのが明らかです。
また、「6番アイアンの2本持ち」や「シャフト特性の使い分け」といった独自のセッティングは、彼女のプレースタイルや考え方を反映した興味深いポイントです。2025年のツアーで、このセッティングがどのような成果を生むか、非常に楽しみです!
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