【2025】コリン・モリカワのクラブセッティング徹底解説|PGAの天才職人の武器を読み解く
2025年1月6日
コリン・モリカワといえば、ショットメイキングの天才という評価が定着しているPGAプレーヤー。日系人としてのルーツも日本では注目を集めていますが、その一方でクラブ選びのセンスや細かなセッティングに対するこだわりは、プレーヤーとしての質をさらに高めています。
そんな彼の最新クラブセッティングを、Hiroki目線の独断と偏見で深掘りしていきます!
ドライバー:テーラーメイド Qi10 LS
- ロフト:9°
- シャフト:ディアマナ D+ リミテッド 60 TX
- 長さ:45インチ
旧モデルであるQi10 LSを投入。ヘッドの選び方に彼の緻密さが伺えますね。低スピン性能がさらに強化されているとの噂ですが、コリンの場合、元々フェードを得意とするプレーヤーなので、このヘッドとの相性は抜群。
ただ、シャフトには手を加えず、あえてディアマナ D+ リミテッドを継続使用しているのは、スピン量と安定性のバランスを最優先した選択でしょう。この点、クラブを頻繁に変えたがるプレーヤーとは一線を画しますね。
個人的には、Qi10 LSは上級者向け過ぎる印象もあるけど、コリンほどスイングプレーンが正確な選手なら、これ以上ない武器になるでしょう。
フェアウェイウッド
- 3W:テーラーメイド SIM Ti ロケット(14°)
- 5W:テーラーメイド Qi10(18°)
- シャフト:ディアマナ D+ リミテッド 80 TX
ここでの注目ポイントは、3番ウッドに昔のSIM Ti ロケットを使い続けている点。このモデル、打感が少し硬めで一般的には敬遠されがちですが、彼にとっては高弾道で低スピンを出しやすい”信頼の一品”なのでしょう。
逆に5番ウッドは最新モデルのQi10を継続使用。このチョイスから察するに、彼はクラブ選びにおいて「感覚」と「科学」の両方を絶妙にミックスしているのが分かります。
アイアン:テーラーメイド P770 / P7CB / P7MB
- 4番アイアン:P770
- 5–6番アイアン:P7CB
- 7番–PW:P7MB
- シャフト:ダイナミックゴールド ツアーイシュー X100
コリンのアイアンセッティングは、流石としか言いようがない”ツアープロの手本”そのもの。特に4番アイアンだけ中空構造のP770を採用している点には感心します。
ロングアイアンでは多少の寛容性を持たせつつ、ミドルからショートアイアンでは完全に操作性を重視したP7MBを採用。このセッティングが、彼のターゲットを狙う精度の高さを支えているわけですね。
私個人の意見ですが、ここまでロフト間のつながりを意識したセッティングをしているプロは意外と少ない印象。だからこそコリンのアイアンショットはあれほど安定しているのでしょう。
ウェッジ:
- 50°:MG4(09SB)
- 56°:MG4
- 60°:MG4 TW(タイガー・ウッズグラインド)
- シャフト:ダイナミックゴールド ツアーイシュー S400
ウェッジはすべてテーラーメイドの最新モデルを採用し、特に60°にはタイガー・ウッズグラインドを選んでいるのが面白いところ。コリンのスイングスタイルからすると、バンカーやタイトライでの抜けの良さを重視した結果でしょう。
それにしても、S400のシャフトを使い続けるプロがここまで多いのは驚き。やはりクラブ全体の重量感とタイミングの取りやすさが他を圧倒しているんでしょうね。
パター:
- シャフト:LAGolf カーボンシャフト
- グリップ:スーパーストローク Z Tour 2.0
パターに関してはシンプルながら強烈なこだわりを感じます。LAGolfのカーボンシャフトを採用することで打感を調整しつつ、スーパーストロークのグリップでストロークの安定感を高めています。
私が思うに、コリンのパター技術はかなり underrated(過小評価)されていると思います。このセッティングも、彼のストロークに合わせて細かくカスタマイズされているのがよく分かりますね。
ボール:
飛距離とスピン性能を兼ね備えたTP5xを使用。これはもはや鉄板の選択。特にアイアンやウェッジでのスピンコントロールに長けているコリンにとって、このボール以上の相棒は考えられないでしょう。
まとめ:モリカワセッティングの極意
コリン・モリカワのクラブセッティングを振り返ると、彼のプレースタイルがいかに細部にこだわり抜いているかが分かります。「必要なものを必要なだけ」というシンプルな哲学が感じられる一方で、最先端のテクノロジーを活かしつつも自分の感覚を信じている姿勢が印象的です。
正直、ここまで徹底したセッティングを一般アマチュアが真似するのは難しいかもしれません。でも、彼のクラブ選びの考え方やフィッティングの大切さは、どんなレベルのゴルファーにも参考になるはず。
最後に一言。コリンのセッティングを見ると、「天才職人」という言葉がこれほど似合う選手はいないと再認識させられます。
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