「クラブは勝手に戻る」って、本当?と思ってたあの頃の僕へ。
こんにちは、ヒロキです。
これまでに40人以上の生徒さんを半年で100切りさせてきたレッスンプロをしています。
そんな僕でも、ゴルフを始めたばかりの頃は
「???」となるアドバイスに戸惑いまくってました。
「クラブは勝手に戻るから、無理に手で戻さなくていいよ〜」
いやいや、戻ってこないけど!?笑
素直にやってみたのに、トップはバラバラ、当たりはズレズレ。
“勝手に戻る”どころか、
「戻す努力しかしてないんだけど!」ってツッコミたくなってました。
でも今ならはっきり言えます。
「クラブが勝手に戻る」は、嘘じゃなかった。
ただし、それには“ある条件”が必要だったんです。
それは…
✨ 正しいトップの位置と力の抜き方を覚えてから。
このブログでわかること
- 「クラブは勝手に戻る」って実際どういう意味なのか?
- なんで自分は戻らないのか?その原因
- 戻る感覚を体感するためのポイントやコツ
などを、僕自身のつまずき体験も交えながら、
初心者でもスッと理解できるようにお伝えしていきます。
「クラブ?勝手に戻るわけないやん」
そんなあなたにこそ、読んでほしいです。
僕自身が**「戻らない沼」**にハマっていたからこそ、
当時の気持ちを交えながら、初心者にもわかるように解説します!
なぜ“勝手に戻らない”と感じるのか?
「クラブは勝手に戻るよ〜」
と言われてやってみたのに、
全然戻ってこない。
そんな経験、ありませんか?僕はバリバリありました。笑
実はその原因には、いくつか“共通する勘違い”があるんです。
順番に見ていきましょう。
理由①:「クラブを操作しよう」としすぎている
まず多いのがこれ。
クラブを“ちゃんと戻さなきゃ!”って意識しすぎてる問題。
「勝手に戻るって言われたけど、戻らないし…」
と感じた瞬間、
多くの人が無意識に手でクラブを動かそうとします。
でもそれが逆効果。
クラブって、動かすものじゃなくて
流れに乗せるものなんです。
言葉で聞くとシンプルだけど、体でやろうとするとめちゃくちゃズレる。
これが「頭ではわかってるのに上手くいかない…」の正体です。
理由②:「戻る準備」ができていない
次に大事なのが、「戻るための準備」ができてないこと。
例えばこんな状態、ありませんか?
- バックスイングでクラブが暴れてる
- 身体がガチガチで全然ひねれてない
- 下半身が全くリードしてない
これ、実は全部“戻れない原因”なんです。
クラブが自然に戻るには、
✅ トップの形が安定している
✅ 脱力していてスムーズに力が抜けている
✅ 下半身からスイングが始まっている
こうした“土台”が必要になります。
これがないまま振っても、そりゃクラブは戻ってきません。
準備ができてないと、戻るもんも戻れないんです。
理由③:「勝手に戻る」は“勝手に動く”じゃない
最後に、言葉のイメージで勘違いしているケース。
「勝手に戻る」
って言われると、
まるで自動ドアみたいに
放っておいてもピタッと戻ってくる感じがしませんか?
でも、あれは違います。
「勝手に戻る」=「スイングの流れの中で、自然に戻ってくる」という意味。
- 自分で動かすのではなく
- クラブの重さや身体の動きに乗って
- 結果的にインパクトに向かってくる
…そういう“自然な動き”のことなんです。
つまり、“クラブが勝手に動く”んじゃなくて、
**「動きの中で勝手に戻ってくるようにする」**
のが正解。
ここまで読んで、
あー、全部当てはまってるわ…
って思った人、安心してください。
僕もまるっとそうだったので、めっちゃ気持ちわかります。
次のパートでは、
どうやったら「勝手に戻る感覚」を手に入れられるのか?
具体的なポイントを紹介していきます!
👉 [次へ:クラブが“勝手に戻る”感覚を得るには?]
「勝手に戻る」を実感できた瞬間
ある日のこと。
僕はふと思ったんです。
「もう、あれこれ考えるのやめて、何もしない意識で振ってみようかな」って。
試しに、クラブを“操作しよう”という意識を手放して、
体を先に回して、腕とクラブはただ“置いてくる”ような感覚で振ってみました。
そしたら…
「あ、今、勝手に戻ってきたかも」
…って思えた瞬間があったんです。
キーポイントはこの2つ!
このときに意識してたのは、たった2つだけ。
下半身から先に動く(下半身リード)
腕と背中の力を抜く(脱力)
それだけ。
特に“腕と背中の脱力”ってめちゃくちゃ大事で、
ここに無駄な力が入ってると、クラブって全然動かないんですよね。
逆に、手先でタイミングを合わせようとしたときは、
「戻る」どころか、動きが止まっちゃってスイングがズレまくり。
「戻す」のではなく、「戻らせる」
このとき僕はハッキリ気づきました。
「クラブは“戻す”んじゃなくて、“戻らせる”もんなんだ」って。
自分が主導で動かすんじゃなくて、
正しい流れの中でクラブに仕事をしてもらう感覚。
これが「勝手に戻る」っていうことなんだ、と。
ようやく腑に落ちた瞬間でした。
次の章では、
その“感覚”をもっと安定させるための具体的なコツを紹介していきます!
「勝手に戻る」感覚を安定させるコツとは?
さっき紹介したように、
「クラブが勝手に戻る」感覚は、一度つかめればスイングが一気に変わります。
でも──
「あれ?昨日はできたのに今日は戻ってこない…」
「なんか、感覚がバラバラになる…」
って人、多いんじゃないでしょうか?
僕も最初はそうでした。
その“ふわっとした感覚”を、
毎回のスイングで安定させるために意識したことを紹介します!
コツ①:バックスイングは“ためすぎない”
よくありがちなのが、「しっかりトップまで上げなきゃ」と思って、
必要以上に腕だけでクラブを引き上げてしまうこと。
これをやると、クラブが戻る準備が崩れてしまいます。
✅ 肩の回転に腕がついてくるイメージ
✅ クラブは“置いていかれる感覚”でもOK
これだけで、トップの位置が安定して、戻りやすくなります。
コツ②:「始動下半身→トップ上半身→ダウンスイング腕→インパクト クラブ」の順で動く
クラブが戻るためには、
**動きの“順番”**
がとても大事です。
💡ポイントは、「下から上へ順番に動くこと」。
- まず、下半身(足と腰)がリードして動く
- 胸や肩があとからついてくる
- 腕とクラブは、自然と最後についてくる
この順番を守ると、クラブが自然とインパクトに向かってきます。
コツ③:グリップの力を抜く
これは何より大事。
クラブが戻ってこない人の多くが、
グリップを強く握りすぎてます。
僕も「飛ばしたい!」って思ってた頃は、
ギュッと握って力が入りまくってました(笑)
握りは「濡れたタオルを絞らないくらい」
指先で軽く触れるくらいでもクラブは飛びます
余計な力が入ってると、クラブは自由に動けなくなるんです。
『クラブは勝手に戻る』は嘘じゃない。でも誤解しやすい言葉だった
レッスンでよく言われる
「クラブは勝手に戻るから大丈夫だよ〜」というアドバイス。
実はこれ──
間違ってないけど、誤解しやすい言葉なんです。
初心者のころの僕は、
「勝手に戻るって言うけど…全然戻ってこないやん!」
「ってか、自分で戻してるし!」
と、何度もモヤモヤしてました。
でも今ならわかります。
✅「勝手に戻る」は、“戻れる状態”があってこそ成り立つ
✔ 正しいトップの位置
✔ 力を抜いた腕とグリップ
✔ 下半身リードで動く順番
こういった「戻る準備」が整っていないと、
クラブは勝手に戻ってくれません。
✅ 初心者が誤解してしまう理由
コーチが言う「戻るよ〜」は、
ある程度フォームが整ってる人向けのアドバイス。
初心者が同じように真似しても、
“土台”ができていないと感覚がズレてしまいます。
✅ まずは「戻れる道」をつくるところから!
クラブが自然に戻ってくるようにするには、
クラブの流れを止めず、ムリに操作しない体の使い方が大事です。
そのためにも、
- トップの形を見直す
- グリップの力を抜く
- 下半身リードの感覚をつかむ
といった基礎から、少しずつ整えていきましょう。
最後にひとこと
「クラブは勝手に戻る」は、
**うまく伝えれば“すごく大事なヒント”**になります。
でもそれは、“戻れる準備ができた人だけに起こる現象”。
今「全然戻ってこないんだけど!」と悩んでいるなら、
まずは体の使い方を見直して、クラブが戻る道を作ってあげることから始めてみてください。
少しずつでも大丈夫。
あなたにも、あの「おぉ、戻った!」って感覚が、必ずやってきます。
「クラブは勝手に戻る。
俺が余計なことさえしなければ。」
昔の自分に教えてあげたい。
お前が“戻す”んじゃない、
“戻れるようにしてあげる”んだよ。
ご覧いただきありがとうございました。
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