中島啓太プロ
2000年6月24日22歳埼玉県出身
過去の経歴
- 日本アマチュア選手権
- アジアパシフィック
- オーストラリア選手権
- 男子ツアー パナソニックオープンなど
これだけではありませんが数多くの試合で優勝経験がある選手です。
学生のころからの雰囲気がとても凄い選手でした。覇者のオーラというか、雰囲気があると思わせる程の集中力だと私自身感じました。中島啓太プロは集中力が違うというよりも、ゴルフ課題に対してまっすぐ向き合っていた選手でした。周りが笑っているなかでも一人黙々と自分の成すべきことをする中島啓太プロは学生の頃から早くプロで活躍して欲しいなと思っていました。
強気のゴルフマネジメント
私が拝見した試合の中で1番この中島啓太プロはすこし他のプロとは雰囲気が違うなと感じることがありました。
それは狭いホールでもドライバーを握って打っていたということです。
なんだそんなことと思いますか?
私は何度もアマチュアの試合に出ていて刻む選手がほとんどです。刻まない選手は怖い物しらずか腕に相当な自信があるかやけくそかのどれかに分かれます。
ですがプロの試合となるとアマチュアの試合とは打って変わりお金を多く稼がなければなりません。それでいて、確率的に、近くて広いところの方がよさそうなのに遠くの狭いところを打っていってOBする確率が高いのにドライバーを振っていく技術は見ていて興奮しました。フェアウェイにおければ確かにバーディーチャンスだと思います。それでもドライバーを打っていく集中力と技術力が合わさったものを見せてもらえたのはアマチュアの私が刻んでいる場合ではないなと考えを改める必要を感じたプレーになりました。
光るアプローチとパターの技術力
男子プロで活躍できる選手と活躍できない選手の最も大きな違いはなんだと思いますか?
それは、いくらParを拾えるのかという話になってきます。
Parを拾うというとなんだそんなことか?と思いませんか?これがものすごく難しいことなんです。バーディーをとらないと試合では予選を通れないよといいますね。相手は男子ツアープロです。放っていても二日間で4つのバーディは基本的に取ります。それよりも圧倒的にボギーを打たないことが男子ツアープロに求められることだと考えています。
男子ツアーで4日間15のバディーを取っていても10個のボギーを打ってしまえば5個バディーを取ってあとはすべてParの人と賞金額は同じです。
15個のバーディーと5個のバーディーどちらが4日間でクリアできそうな課題ですか?なのでParをとることが大切になってきます。
中島啓太プロは、アプローチとパターの技術力は正直男子プロの中でも5番の中に入っていると言っても過言ではありません。
スタッツを見ていても8番目くらいなのでもうほとんど誤差だと思います。
パターの平均はあまり良くないと見えるかもしれませんが、Parを決めきるパットになるとまた確率がぐんとあがるので目に見えている数字では分かりかねる部分があることは事実です。
見ていてはっきりと思うのがなかなかボギーを打たない選手だと見ていてはっきり思います。
あとは、アプローチはスピンをかける技術が絶妙です。もの凄くうまい。うーん素晴らしいと彼のゴルフスタイルを見ているとなんだかカップに磁石でもくっついているのかと錯覚してしまいます。
あとは、最近では30ヤードの距離感がまた上手い。彼ほどアプローチが上手い選手がいるのかなと思いました。難しいライからParを取ってくる異常なまでのアプローチ技術とParパットをねじ込んでくる集中力と技術力には感銘を受けました。
スピーチ力の高さと人間的魅力
彼が上手いのはゴルフだけではありません。
スピーチ力の高さも彼の魅力の1つだと思っています。
男子プロであまりゴルフの内容を自分なりの言葉で話す選手はいないと思っていますが中島啓太プロはもっとこうしていたらと話すので個人的にスピーチが上手いなと思っています。
あとは、ありがとうをかならず言っているんですね。
これを言えるプロはなかなかいないので本当に良い選手だなと思っています。
これから男子ツアーがみんなと協力して伸びていってくれれば幸せだなと感じました。
以上です
ご覧いただき有り難う御座いました。